みんなの実験室2へようこそ (^。^)/
みんなの実験室でドラッグストアで購入したエタノールとグリセリンでプリザーブドフラワーもどきを作りましたが、どうも
グリセリンが濃いようでなかなか乾燥してくれないため、今度はグリセリンを薄めて実験してみました。
グリセリンの濃度なんですが、25%でやることにしました。特に根拠は無く薄すぎたら次は濃くすればいいという程度の考えです。(^^)/
25%といっても実験では目分量でエタノールの入ったコップに、エタノールの3分の1ぐらいのグリセリンを混ぜました。
今回は黄色のバラで行いました。 黄色い花は色が抜けにくく、脱水後もあまり脱色されませんでした。 エタノールが赤いのは、前の実験で脱水工程とすすぎに使用したものを使ったためです。(赤は食紅の赤が混じったものです。) |
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エタノールに浸けたバラ | 脱水が終わったバラ |
エタノールを1/4くらいあけ、そこに減らした分と同じ量のグリセリンを入れて良く攪拌し 25%のグリセリン溶液を作る。 | ||||
エタノールを少し出し、グリセリンを足す | 良く攪拌する |
25%のグリセリン溶液が出来たらバラを入れる。 グリセリンの濃度が薄いため、前の実験に比べバラは沈みやすい。 |
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バラを入れる |
25%のグリセリンに3日間漬けた。 取り出した時、前の実験での原液のグリセリンの時とは違ってベトツキがあまりみられない。バラも少し硬さが残っている。 |
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3日間漬けた | 取り出したところ |
すすぎの後バラが少し硬いのが気になったが、次の日には柔らかくなっていた。 | ||||
すすいだ直後のバラ | 1日経過したバラ |
乾燥に食器乾燥機を使ってみた。 | ||||
食器乾燥機で1時間乾燥 | 乾燥後のバラ |
1週間ぐらいしたら花が少ししおれたような感じになってきた。 乾燥してしおれた感じになったのは、グリセリンの濃度が低かったため花びらの内部に残ったグリセリンの量が生の花の時の水分の量より 少ないためと思われる。 また、乾燥中のグリセリンの染み出しは前の実験の時と比べ物にならないほど少ない。 |
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4日経過 | 8日経過 |
しかし、よく考えてみればグリセリンが25%で残りがエタノールでは水より比重が小さいためプリザーブドになっても
しおれたようになるのは当然の結果だったかもね(^^;
← ↑ 69日経過 |
ちょっとドライフラワーっぽくなってしまいました。グリセリンの染み込んでいる量が少ないので細胞内の水分が少なくなり
茎を見てもらうとわかりますがシワがよっています。しかし、花びらをさわるとわかるのですがドライフラワーのようなカリカリ感はありません。しっとりまでは
していませんがプワプワした感じです。 |
← ↑ 122日経過 |
色が褪せた以外、ぷわぷわしたような柔らかさなどは変わりません。実験後4ヶ月経ちますが、乾燥してドライフラワーのようになることもありません。 |
本実験の内容は私が考えたもので、売られている製品の成分にはいっさい関係ありません。
この実験を試し、きれいなプリザーブドフラワーを作りたくなったあなたは是非市販されている作成液をお試しください。特に当店で販売中の一液くんは作り方も簡単な上、
出来上がった花も生の花と区別が付かないくらいの仕上がりで驚かれると思います。
尚、このページを参考に実験される方は当然ではありますが自己責任でお願い致します。実験中の事故や出来上がりなどに関し当店は一切責任を負いませんのでご了承ください。
ページの内容で一部切り花の保存に関した特許に関係した部分があるようなのであくまで、お遊びの範疇でお試しください。
とこよだ花店 常世田和夫
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