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一液くんQ&A ・・・ 今までにお客様から寄せられたお問い合わせで多かったものをまとめました。

無色(クリアー)は花の元々の色が残るのでしょうか? 一液くんに限らずプリザーブドフラワーの作成液として販売されている商品のほとんどはアルコール類を主な成分にしているため、 浸けることで花の色素は分解され脱色されてしまいます。したがって無色(クリアー)で加工したものはほぼ白色になってしまいます。
花の色を残したいのですが。 一液くんの染料入り(色つきの一液くん)も、浸けられた花は脱色されると同時に染 料と保存液が内部に浸透して色が付くので、花の色を残したい場合、花に近い色の液 で作るしかありません。
微妙な色合いについては染料を加えたり、無色の一液くんで薄めて使うようになりま す。
無色はどのように使うのですか? 無色は主に別売の染料を使い、絵の具感覚でお好みの色を作るときに使ったり、染料 入りの一液くんの色をもっと淡くしたいときに混ぜて薄めるのに使います。
複色の(ぼかしの入った)花は作れませんか? たとえばピンクに赤の縁取りの花を例にとると、一旦薄いほうの色(ピンク)でプリザーブドフラワーに 加工し、液から取り出した時に濃い方の色(赤)の一液くんを筆などで塗ることで近いものは出来ます。(この時、濃い方の色が同系色なら、 薄い方の一液くんに染料を加えて作ると経済的です。)
1リットルでバラは何輪作れますか? 薔薇用一液くんは、概ね100ccに対しバラ12〜15グラムが目安で、1リットルなら120〜150グラムです。 重さで表示するのはバラもかなり小さいものからかなり大きいものまであるためで花屋で扱っているようなものでも数十種類はあり、 同じ大きさ、同じ品種でさえ産地や生産者で花びらの巻き具合が違っていて重さも違いますから、重さでしか表しようがないのです。 まあ、概ね中輪で15輪〜20輪の処理能力ですが、新しい液(1回目)で少ない数のバラを処理したほうが出来が良いのは確かです。
しかしながら、バラの大きさを考えると1リットルの液に花全体が浸かるのは7輪前後なので、一度に花束やブーケなどの花を一度に全部プリザーブドフラワーに加工しようと思ったら、数リットルの一液くんが必要になります。
何回使えますか? 一度に液に浸ける量にもよりますが、良いものを作るには出来るだけ1回目で作ってください。液に浸けることで植物内の組織水が 一液くん中に混ざりますので一液くん本来の作成能力は落ちてきます。2回目程度ならば少ない量を多くの時間浸けることで1回目の仕上がりには およばないまでも作ることは可能です。2回目以降はおまけと考えお使いください。
浸ける日数も一度目は1、2週間でも2回目は処理能力が落ちていることを考慮して倍の2週間から1ヶ月くらいにしてください。
葉物用一液くんにアイビーを5日浸けたのですが、乾燥してもカリカリした感じになったのですが。 浸ける日数が少なかったのが原因と思われます。葉物は柔らかく水分の多めの物(アスパラなど)は1週間くらいで十分ですが、葉の硬めな物ほどは液が内部に浸透するのに時間がかかり、アイビーやレザーリーフファンなどは2週間以上必要になります。長い分には数か月くらい放っておいても大丈夫ですから、 余裕を持って作ることをお勧めします。
新商品のスーパー一液くんが性能が良く、葉物の出来上がりも良いですのでお試しください。
浸けるだけで出来るようですが注意することはありますか? 作る植物を一液くんに浸ける前に良く水揚げしておくことです。しおれた植物ではうまくいきません。
一液くんは蒸発しやすいので植物を浸ける容器もフタをしっかり閉めてください。
一液くんに使っている染料は落ちにくいのでこぼしたり、服や体に着かないよう注意してください。(汚しても良い格好で作業してください。)
使用済みの液は生活廃水として流せますか? ホワイトニング剤は大量の水といっしょに生活廃水として流せますが、一液くん、スーパー一液くんの廃液は新聞紙やウェス(布)などに染み込ませて可燃ごみとして地元の自治体のゴミ分別に従って処分してください。
純白色(ホワイト)の染料がうまく溶けないのですが。 染料の中でホワイトだけは分離性のものを使用しているため使用前によく振ってご使用ください。それでも時間とともに染料の一部が底に 沈んできますが液中に溶け込んだ分で花は染まるよう調合されています。
参考 → 白の染料の攪拌
京淡彩一液くんに花を浸けている間に染料が沈殿するのですが。 浸ける前に良く振ってからご使用いただければ、浸けている間に染料の一部(白の染料です)が沈んでもそのままにしておいて大丈夫です。途中で攪拌する必要はありません。始めに振って混ぜた時に必要な分量の(白の)染料は液の中に溶け込んでいますので残った分が沈んだとお考えください。
また、浸けている間に花の表面に着いた染料(粉のようなもの)は、取り出す時に花を逆さにして液の中で軽く動かす程度で改めて綿棒などで取ったりしなくて大丈夫です。乾燥している間に自然に花の中に吸収されてしまいます。
参考 → 白の染料の攪拌


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